お灸の効果や使い方・お灸教室!
お灸女子 2016年03月09日
お灸とは
お灸のもぐさは、植物の「よもぎ」から作られています。草餅で食べるあのよもぎです。
ただ、よもぎを全部使うわけではありません。
よもぎの葉っぱの裏面に白い産毛がついているのですが、よもぎを天日干しにして産毛だけを集めたものがお灸のもぐさになります。
なんと乾燥したよもぎから1/200しかとれない貴重なものなのです。
もぐさには、よもぎに含まれる精油成分(チネオール)があるためか、火つきがよく、熱さもやわらかいのでお灸に最適なのです。
そのチネオールの成分が皮膚下に浸透し加温され、血液中の白血球が増えて身体の抵抗力が高まるというわけです。
よもぎは古くから身近な薬草として、使われてきました。
又、乾燥したよもぎは艾葉(がいよう)と呼ばれ、生薬としてカラダを温め、腹痛、
胸やけ、下痢、便秘など、 さまざまな症状に効果があるとされてきました。
ヨーロッパでも、ハーブの母とも呼ばれるほどポピュラーで広く用いられてきており、
入手しやすいこともあって私たちの暮らしに役立っている植物でもあるのです。
そういったよもぎの効能を2000年以上も前から中国では知っていてお灸に使ったのですからすごいですね。
近年では、「お灸女子」という言葉も耳にするようになってきました。お灸が身近なものになってきたと思います。
煙が出るお灸もあれば、煙が出ない貼るタイプのお灸がでたり、アロマのように香りに特徴をもたせるお灸も出てきました。
煙の出ない貼るタイプのお灸は、仕事中でも使えるので便利です。 もぐさが使われているのでよもぎの効能もあります!(^^)!
お灸の正しい使い方
自宅での正しいお灸の使い方を写真で詳しくご紹介していきます。
【台座タイプ】
1、用意するもの
・タオル・お灸・ライターorチャッカマン・灰皿(お灸を捨てる容器)・サインペン
2、タオルをお灸を行う部分の下に敷きます。
お灸や灰が落ちてしまった際、火災や汚れの予防になります。
3、お灸の使い方
・お灸の台座の裏側のシールをはがします。
・指先にのせて、火をつけます。
この時指先につけたシールをライターに近づけて火をつけるのが安全でおすすめです。
・あとはツボにのせるだけです。
4、熱くなってきたらすぐにはがしてください。
このとき熱さを我慢した方が効果があると思っている方がいらっしゃいますがこれは間違いです。
ピリッと感じたらすぐお取りください。
4、お灸の上手なはずしかた
台座が冷めて手で触れるようになったら、台座を指で押してまわすように外してください。
5、つづけて行ってもいいいの?
1個で温かさを感じなかった場合は続けて行ってください。
ただし1日に同じツボには3個までにしましょう。
お灸は温かさを感じてから効果があらわれます。
火を使わないお灸
「太陽」
火は使用せずにシールをはがし皮膚に貼るだけで、自宅でも出先でも簡単にお灸をすることができます。
お灸の中には「もぐさ」が入っているのでしっかりとお灸の温かさを感じる事ができます。
また、ヨモギシートとして、お手製よもぎ蒸しパッドとして使う事が出来ます。妊娠中も安産の為にお灸をおススメしています。
*妊活中のお腹・足の冷え *妊娠中のマイナートラブル
*更年期症状 *生理不順や月経痛 *胃腸の疲れ・消化不良
*肩こり・腰痛・頭痛・関節痛など
様々な症状に最適です。
「世界」
冬でもないのにカイロみたいなものと思われるかもしれませんが
ここ数日職場などの冷房対策用としてお求めになる方増えています。
見た目はカイロと同じで温めたい部位に貼るシート状になっているため
自分でお灸できない腰や肩など広い範囲を温めることができます。
またカイロと違って火を使わないお灸は穏やかな温熱でツボを温めてよもぎの成分が体の調子を整えることで
下記の効能があります。
① 疲労回復
② 血行を良くする
③ 筋肉の疲れをとる
④ 筋肉のこりをほぐす
⑤ 神経痛・筋肉痛の痛みの緩解
⑥ 胃腸の働きを活発にする
お灸教室へ参加してきました
先日、せんねん灸が主催するお灸教室へ参加してきました。
この資格を取るとせんねん灸をバンバン使ったお灸教室をすることが可能になります。
せんねん灸さんからも沢山パンフレットをもらってきましたので、是非興味のある方はお声かけ下さい。
せんねん灸のお灸ルームではヨモギからお灸を作ることから始めていきます。
また、せんねん灸もいろいろ熱さがあるので、それを体験でき、ツボの取り方やお灸について沢山学びます。
お灸を正しく使うことで、その人にあった熱量を入れて、やけどしないように、かぶれないように指導してくものですが、
何よりも自分で出来るというのがとても魅力的ですね。
手や足にお灸をするだけで、体のバランスが良くなるのを実感できました。
妊活はもちろん、普段の生活にも是非お灸を進めていきたいと思います。
お灸教室はリニューアルをして近日から開始したいと思っております。
まだお灸をしたことのないかたでお勧めしたい方がおりましたら、ぜひ教えて差し上げてくださいね。
また、お灸教室を開いてほしい!!というかたがいらっしゃいましたら気軽にお声かけ下さい。
行ける範囲やお時間が合えば、出来るだけ希望に沿ってお灸教室を開催いたします。
お灸教室開催しました
埼玉県にある断食道場 リフレッシュの森にてお灸教室を開催しました。
毎回人気のお灸教室ですが、今回は桜満開の中、夜のお花見をしながら気持ちよくみなさんお灸をすえていました。
講座内容は、お灸の効き目や正しいツボの取り方、お家での使い方などを実践とともに学びます。
今回のようにお灸講座も出張して不定期で開催しますが、みやび鍼灸院内や、機会をいただければ外部でも お灸教室を開催します。
院内のお灸教室は少人数で質問しやすいとおもいます。治療院のお灸教室はこんな感じです。
自分の身体のことを知るために、自分ひとりでも毎日の体調をチェックできる舌診をしてみて、自らの証を当てはめていきます。
そして、自分に必要なツボを探ります。
後半はモグサについて学び、季節によっては実際にヨモギを手に取ってもらったり、
大量のヨモギからほんの少しのモグサしか取れないことなどお話しすることもあります。
今の自分の身体のことを知る事、そして回復させていく事を大切にしてお灸を推進しています。
お灸教室では、毎回テーマにそって、その人のツボを探していきます。そして上手なお灸のすえ方を学べます。
お灸教室
このところ お灸教室を開催していると、お灸をした事のある【お灸女子】に多く会う機会があります。
鍼灸師として、お灸に触れてもらえてるのは、とても嬉しい事ですが、お灸の使い方や、体調に合わないツボへの施灸など、
少々間違えがある時も見受けられます。身体に対する刺激の量や、ヤケドの恐れもありますので、見直しの機会があるといいですね。
みやび鍼灸院では、初めてのお灸教室だけでなく、自分に合うためのお灸、症状別に診ていくお灸教室などいろいろなテーマで開催もしています。
またリクエストも受け付けていますのでご予約の際にメモ欄にご記入ください。
じっくりお一人の参加でも、お知り合いの方との参加でも、グループでの参加でもかまいません。ぜひお問い合わせください!
お灸の質問
Q、お灸っていつしたらいいの?
A、朝、昼、晩いつのお時間でもかまいません。1番リラックスできる時間に行って下さい。
また、入浴前後30分、食事直後、飲食後、発熱時(日焼けなど)は全身の血行が良くなり、お灸の効果がうすれてきたり、やけどになりやすいので避けてください。
Q、お灸は毎日していいの?
A、毎日行う事が効果的です。
1日のうちにたくさんして長い間あけるよりも少しずつ続けていくことが効果的です。
Q、やけどはしませんか?
A、いつも大丈夫なのにその日の天候や体調などによって水泡が生じることもあります。
・熱さを感じたらすぐに位置をずらすか取り除く。
・汗をかいていたり、皮膚が濡れている場合はふき取ってからお灸をする。
以上の事を注意していただければ、やけどを未然に防ぐこともできます。
*どうしても火を使う事に抵抗がある場合は、火を使わないお灸をおすすめします。
Q、お灸は熱いほど効果があるの?
A、お灸は熱ければ熱いほど効果があるというのではありません。
お灸がやけどするほどの熱さではなく、ほどよい温熱でツボをあたためることで効果があることから、
紙パイプの台座によって温熱をコントロールするせんねん灸が生まれました。
Q、忙しくて…。じっとしていなくてもできるお灸ってあるの?
A、火を使わないお灸は素肌に貼って衣服を着たままできるお灸です。
仕事中、移動中、子育てママ、また髪のはえぎわにも便利なお灸です。
Q、火を使うお灸と火を使わないお灸はどちらが効果的ですか?
A、どちらも効果は変わりません。ツボの位置やシチュエーションにあわせ、お選びください。
また、火を使わないお灸はなかなか温熱を感じないツボをじっくり温めたい場合にもおすすめです。
Q、お灸ってどのくらいすればいいの?
・初めての方は1つのツボに1日1回1個から行って下さい。
・症状にあわせたツボや痛みのあるところへ心地よいと感じる範囲内で行ってください。
・お灸のツボは血行不良を起こし、温熱が感じにくいポイントです。
温熱を感じるまで1つのツボに3個までを目安に、それでも温熱を感じない時は次の日に同じツボにしましょう。