妊活と肩こり。
ブログ 2017年01月16日
妊活と肩こり
妊活と肩こりには身体の構造上深い関係があります。
まずは簡単に肩まわりの筋肉のお話をしていきます。
< 僧帽筋(そうぼうきん)肩甲挙筋(けんこうきょきん) >
場所:肩が痛いと思い無意識にふれるところ、首の付け根。
肩こりからくる頭痛・猫背は、この筋肉が緊張状態にあることで痛みが出てきています。
寒くて縮こまった時や、寝違えた時の痛みの原因部分ともなります。
デスクワークで肩が上がっている状態の時もこの筋肉が影響してきます。
< 棘上筋(きょくじょうきん)棘下筋(きょっかきん) >
場所:肩甲骨の上についている筋肉であり、上部と下部に分かれています。
回旋筋腱板ともいわれ肩甲骨と上腕骨を結ぶところです。
主に肩を動かす動作に使われている筋肉ですが、デスクワークやスマホ依存になっていると方が内側に入りや
すくなり痛みがでてきます。腕を上げる、横に振る動作が辛い時は疲労が溜まっています。
< 小菱形筋(しょうりょうけいきん)大菱形筋(だいりょうけいきん) >
場所:肩甲骨同士を背骨寄せるように動かす時に使われる背骨と肩甲骨の間に存在する筋肉です。
猫背やストレートネック、姿勢のくずれが原因となり痛みがでてくる部分です。
このように猫背や姿勢の崩れがあると肩が内側に入り前かがみになってしまいお腹を圧迫してしまいます。
この状態が続いてしまうとお腹の血流が滞ってしまい硬くなり、子宮やお腹周りが冷えやすくなってしまいます。
寒くなり、肩をすくめて歩いていると、肩こりだけでなく、妊活にも良くありません。
肩こりを解消しお腹を温かく・柔らかく・元気にしていきましょう。
肩甲骨と骨盤の関係
子宮を支える仙骨という骨を中心とする女性にとって最重要ともいえる骨が骨盤ですね。
骨盤は生理周期に合わせて位置が上下し、開閉します。
子宮の健康には開閉がスムーズなことが重要であり、骨盤の開閉が悪かったり、
骨盤が緩むと骨盤内の血流が悪くなり生理トラブルを引き起こしてしまいます。
この骨盤がスムーズに動くカギの1つは連動する頭蓋骨と肩甲骨です。
骨盤が上下に動くと身体の重心が変わるので頭蓋骨と肩甲骨も一緒に動いてバランスを保とうとします。
そのため、骨盤の開閉がスムーズではないと肩こりや腰痛を引き起こしてしまうのです!
頭蓋骨
背骨を通じて骨盤の中心にある仙骨と後頭骨が連携しています。
骨盤がスムーズに開閉しないと頭痛を引き起こす原因となります。
生理の時期に肩こりや頭痛が起こることがありますよね。
これは骨盤の開閉に合わせて他の骨も一緒に開こうとするからです
対処法として、温めたおしぼり(ハンドタオルをレンジでチン!でできますよ)などで首を温めて血行を良くすると
頭や首が柔らかくなって上半身が楽になります。頭痛は痛みがある側の首を温めると良いです。
ただ、片側だけ痛みがあるような拍動性の片頭痛は温めるのは厳禁でその場合は拍動する部分を冷やしたほうが楽になるので痛みのタイプをしっかり区別して対処してくださいね!
生理痛を和らげるには肩甲骨や頭蓋骨を日頃から緩めておくのも1つの方法です。
・入浴時などリラックスしている時に両手を広げ指の腹で頭を抱えるようにマッサージする
・よく笑ってリラックスする(お笑いを観る、お友達と楽しく過ごすなど)
意外かもしれませんが、笑うことで楽しい感情を脳がキャッチして頭蓋骨が脳に合わせて動くようなので
気持ちがリラックスすることは大事なことです!
肩甲骨
デスクワークでは動かすことが少なくかたまりがち
動きが悪いと生理前に肩や胸が開きにくくて痛むこともあります。
肩甲骨ストレッチのやり方
ここで簡単にできる肩甲骨ストレッチのやり方をご紹介します。
1) 両手をグーにして肘を曲げ、親指が鎖骨の近くにくるようにする
2) そのまま背泳ぎのように左右交互に肘をグルグルと外側に回す × 10回
3) 続いて内側に回す × 10回
立った姿勢でもできるのでオススメです。
次のはタオルを1枚ご用意ください。
座って行います。足は腰幅に開いてください。
1)腕を胸の前に伸ばして肩幅にタオルを持つ
2)腕を伸ばしたまま、タオルを前からまっすぐ頭の真上にあげる
その時、タオルが頭の前方にあるのはNGです
3)頭の後ろを通るように両腕を下ろす
左右の肩甲骨同士を中央に寄せるように意識してください
4)2)、3)を10回繰り返す
毎日使っているアレを変えると肩こり解消の近道に・・・?
肩こりが何故妊活に影響するのかというと首には甲状腺があり、首を含む脊柱起立筋の緊張は自律神経に影響を与えます。
この二つの働きの低下は女性ホルモンの分泌に関わってくるからです。
肩こりは姿勢が重要です。普段から良い姿勢を意識するのは大事ですが寝ている間ずっと頭を支えている枕を見直してみるのはいかがでしょう。
最近は枕の売り場で高さを測ってくれるサービスなどもありますが実は売り場で測ってもマットレスの沈み方が
ご自宅のものと違うのでご自分の家に帰ると高さが変わってしまうのです。
なので本来はマットレスと一緒に枕を買うとよいらしいです。
でもマットレスはそんなに買い替えるものではないですよね。
なのであらかじめご自宅でバスタオルを使って高さを測っておくとよいそうです。
バスタオルは頭の方から肩口ギリギリまでしっかり下に入れて肩甲骨から頭が15~20度起き上がる角度に設定します。
肩口までというのがポイントです。肩口まで枕があることで首全体が支えられます。
また少し高いように感じられるかもしれませんが寝ている時は寝返りを打つので横向きになっても首が側屈しない姿勢を保てるのが理想です。
枕が要らないという方もいらっしゃるかもしれませんが枕を使わない状態で口を開けてねているようでしたら考えものです。
枕を使わないと顎が上がりやすくなり寝てる時に口が開いてしまいやすくなるのです。
喉の粘膜の乾燥を防いで風邪をひかない為にも正しく枕を使う必要があります。
また、顎が上がった姿勢では舌の位置が下にさがるので将来的に嚥下障害をきたす可能性もでてきてしまいます。
逆に枕が高すぎて首がお辞儀するように曲がってしまうような状態が続くと首周りの筋肉に伸張ストレスを生じさせストレートネックとなで肩を助長させてしまうおそれがあります。
枕一つでとお思いになるかもしれませんが一事が万事。小さな事を積み重ねてゆくのも大事な事なのです。
肩こりに効果的なツボ
肩井(けんせい)
肩を直接刺激して、筋肉のこわばりを取る特攻ツボです。
取り方は前に首を倒してでてくる骨と肩の端の骨とを結んんだ中間点です。
右手を左の肩に置いた時に中指が当たるらへんで
押すとツーンとした痛みや、筋肉の疲れが感じられるところです。
後谿(こうけい)
痛みを伴う肩こりに有効なツボです。
取り方は手の感情線の端のあたりにある骨のキワに取ります
くぼみから指先ぬ向けて押し上げるように押すと効果的です。
手三里
肘を曲げてできる線から指3本分のところにあるツボです。
骨の内側に潜らせるようにして、肩に向けて刺激が行くように押します。
手三里は万能ツボとしても有名で、胃腸の不快感、吹き出物、肩、首、肘、背中のこわばりなどにも効果的と言われています。
ツボグッズがなくても、指で押したり、この寒い時期はホットペットボトルで温めてあげてもとても気持ちいいです。
是非お試しください。
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