安産灸
お知らせ 2019年10月29日
妊娠中はホルモンバランスの変化にともない生活習慣が乱れてしまう方もいます。妊活中に意識していた正しい習慣に戻していきましょう。
*妊娠中の食事
ご飯は「まごはやさしいよ」を必ずとりいれるように意識してください。
ま・・・豆
ご・・・ごま
は・・・わかめ
や・・・野菜
さ・・・魚
し・・・しいたけ
い・・・いも
甘いものや塩分の取りすぎは血糖値や血圧にも影響がでてきてしまいます。
甘いものを控え、塩分は最低限に抑えましょう。WHOの基準では5gまでとされています。
できるだけ外食やインスタント食品を控えるようにしましょう。アイスは厳禁です。
赤ちゃんを守るため、トキソプラズマやサイトメガロウイルスに気を付けましょう。
生ものや土壌、ネコが感染経路となります。手洗い・うがいをしっかりと行いましょう。
マグロやクジラなど水銀の多い食材、ウナギなどのビタミンAが豊富な食材は妊婦に適していません。
頻繁に食べるのは避けましょう。
妊娠中期になると血液検査で貧血。鉄分の多い料理などをメモ用紙に書き出し冷蔵庫などに貼っておくことをおすすめします。
東洋医学では胃や腸は子宮と深い関係があると言われています。
食事をするときは温かい物や常温を選ぶようにしましょう。
ヨーグルトや牛乳は取りすぎると体を冷やしてしまいます。
体を温める食材としては、唐辛子・ニンニク・生姜・ネギ・にらなどがあげられます。
*妊娠中の服装
腰・お腹周りは季節にかかわらず最低3~4枚になるようにしましょう。
(大きめのパンツ・インナー・腹巻・洋服…など)
かかと周りには子宮に関係するツボや反射区が沢山集まっています。
裸足はもちろん禁止です。
足首がしっかりと隠れるものを履きましょう(膝下までの長さの靴下が好ましいです)足や首周りには使い捨てカイロなどを工夫して使ってみましょう。
お腹や腰周りには湯たんぽやホットタオルを袋に入れたものを当てておくと温まります
ブラジャーやショーツは締め付けのないタイプを使用しましょう。
綿素材がおすすめです。お腹がだんだんと重くなってきたら、お腹が下がりやすくなってきます。
重力に負けないようにさらしを巻いたり、腹帯などでお腹を支えていきましょう。
さらしにはお腹を支える効果だけでなく汗を吸収し保温効果があります。
赤ちゃんの位置を固定したり、腹直筋離開、逆子や腰痛の予防にもなります。
また、骨盤が歪んでくると早産傾向になりやすくなります。腰痛や恥骨の痛みには骨盤ベルトもおすすめです。
良く温まったお母さんの体は羊水も暖かで赤ちゃんもやる気になり、お産がすすむといわれています。
妊娠期間中は体を冷やすことなく過ごしていきましょう。
*妊娠中の環境
お腹や太もも周り、腕、脚、胸には妊娠線ができやすくなります。しっかりと保湿をしていきましょう。
日当たりや風通しなどを工夫し、夏は体がクーラーなどで冷えすぎないように、冬はフローリングの床で冷やさないように心がけましょう。
足湯や湯船にしっかりと浸かり普段から血液の循環を良くしておきましょう。
早寝早起きを心がけ、過労や寝不足、ストレスは溜めないようにしてください。
お産が近づくと眠くなる時間が増えます。疲れたり眠い時には横になりましょう。
心配事があるとお産が遠のくことがあります。心配事はなくしておきましょう!
お産は本能が大事ですよ。
お腹が張らないような生活を心がけ、張ってきたらすぐ休むようにしてください。
出産は体力勝負です。ドクターから安静の指示や運動してはいけないと言われてない場合は積極的に体を動かしましょう。
安産は毎日の積み重ねです。出産まで普段の生活を見直してみましょう。
*妊娠中の腰痛
妊娠すると赤ちゃんをお腹で育てる為、身体(特に骨盤周り)が大きく変化することが腰痛の一因と考えられます。
妊娠3ヶ月ごろには、卵巣ホルモンの一種であるリラキシンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは赤ちゃんがお母さんの狭い骨盤を通れるように、出産に備えて関節や靭帯を緩めたりする作用があります。
その結果、緩んだ骨盤をお尻の筋肉や腰の筋肉で支えようとして腰痛が起きます。
ホルモンの影響に加え、お腹が大きくなってくると重心が前に移動することによって骨盤や腰椎が前方に傾きます。
この様な状態になってくると、背中の筋肉で体を支えバランスをとろうとし絶えず背中が張り背部痛や腰痛の原因になるのです。
なかには腰やお尻が冷えてしまい痛みが増している方もいらっしゃいます。
~対策~
1、重たい荷物や上のお子さんを抱っこする時などは、片膝を床につけゆっくり持ち上げてください。
2、靴も平面の靴底よりも、 2~3cmの底があるもののほうが重心が後ろになるために歩きやすい方も多いようです。
ただしヒールのものは転倒の原因となりますので控えましょう。
3、骨盤が緩んで歩くのも辛い時は、骨盤ベルトやさらしで骨盤を固定していきましょう。
4、足、腰、お尻の冷えは痛みを増悪させます。足には靴下2枚とレッグウォーマー、腰とお尻の冷えには腹巻やさらしをし保温しましょう。
おススメのストレッチは背中を丸くするネコのポーズです。
肩幅くらいに両膝を広げ四つん這いになります。
息を吐きながら背中を丸め、息継ぎをしてまた吐きながら背中を気持ちよいところまで反らします。
これを何度か行っていきましょう。腰のストレッチになり腰痛の解消・予防が期待できます。
また、このポーズを行う事で骨盤底筋をストレッチすることができます。尿漏れの予防や出産の際に子宮が熟化しやすくなると言われています。
腰痛がない場合でもおススメしたいストレッチですね。
腰痛をお持ちの場合、仰向けで寝ることは厳禁です。
シムス位(うつ伏せに寝て片足えお曲げる姿勢)で横向きになり、起き上がる時も横向きのまま起き上がってください。
下肢にシビレや痛みが伴うとヘルニアが疑われます。このような場合はすぐに主治医に相談してください。
【安産灸や逆子のお灸のやり方】
安産灸や逆子治療ではこちらのカマヤミニをおススメしています。
カマヤミニは国内産もぐさ100%で作られており、お灸の煙を気にされる方がいらっしゃいますが、妊婦さんにも赤ちゃんにもタバコの様な害がなく安心して使用いただけます。
ツボが分からない場合は鍼灸院へ行ってください。
使用方法
1、用意するもの
・タオル・カマヤミニ・ライターorチャッカマン・灰皿(お灸を捨てる容器)、押棒、サインペン
2、お灸を行う部分の下にタオルを敷きます。
3、お灸の縁にノリがっついている方より付属の押棒が止まるまでもぐさを押します。
3、ノリ面を湿らせたら少し強く皮膚に押し付けます。皮膚に立ててから着火します。着火はライターでもチャッカマンでも結構です。
4、着火後完全に終わるまで約3分かかります。最初の1分間は煙が出てきているだけ。
煙が出おわってから徐々にあたたかくなってきていますので、まだ取らないでください。
筒を取ると黄色く残るのはヤニです。痕ではありませんのでしっかりふきとってください。
注意
・お灸からは煙がでます。部屋の窓を開け換気を行ってください。
・お風呂の前後30分は控えましょう。
・お灸が熱くなり取りたい時には指先を一度水で濡らしてから取ることをおススメしています。
・ツボの場所が消えないように印をこまめに書き足してください
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