銅亜鉛採血検査
ブログ 2020年03月25日
着床に関係する銅と亜鉛
血中の銅と亜鉛の検査は、着床しずらい場合にすると良いと言われています。
最近では最初の妊活の検査にも取り入れられているようです。
子宮内に銅の避妊具を装着すると100%避妊ができ、銅は着床を妨害すると言われているそうです。
そこで子宮内膜に銅が沈着すると避妊具と同じ効果が出てしまうのは・・・と懸念されるわけです。
銅
では銅を摂取しなければ良いのかというと
銅は、鉄から血液中の赤血球がつくられるのを助ける栄養素です。
赤血球中のヘモグロビンという赤い色素は鉄を成分としていますが、銅はこのヘモグロビンをつくるため鉄を必要な場所に運ぶ役割をしています。このため鉄が十分にあっても銅がなければ、銅欠乏性の貧血などになってしまいます。
銅は色々な食品に含まれるため不足する事はほとんどないそうです。
とくに魚介類、レバー、ナッツ、大豆、ココアなどに多く含まれています。
身体にとって銅は必要なミネラルでもあるのできちんとバランスが保たれていることが重要となります。
亜鉛
そこで亜鉛の銅に拮抗して働く力が有益となるのです。
血中に亜鉛が多くある環境では銅の吸収が抑制され、銅が多くある環境では亜鉛の吸収が抑制されます。
銅と亜鉛はお互いに効果を打ち消しあうように働く性質があるのです。
なので銅よりも亜鉛の割合いが少し高い方が着床に向くと言われています。
亜鉛は味覚を正常に保つのに働き、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。
主に骨、肝臓、腎臓、筋肉に存在します。亜鉛は新陳代謝に必要な反応に関係する多種類の酵素を作る成分となるほか、タンパク質の合成や遺伝子情報を伝えるDNAの転写に関わっています。
食品では魚介類(特に牡蠣・ウナギ)、肉類、藻類に多く含まれています。
ダイエットなどで食事量が少ない状態が続いたり、偏った食事をしていると亜鉛不足になります。
不足すると味覚障害や免疫力の低下につながるといわれています。
まずはしっかり銅も亜鉛も摂取し、少し亜鉛の摂取量が多くなるようにバランスをとるようにするとよろしいと思います。