原因不明と言われている不妊症*
ブログ 2016年05月20日
原因不明の不妊症
日々赤ちゃんを待ち望んでいる方々の中には、自己流でのタイミングから、クリニックなどへ通院されて指導のもとタイミングをおこない、なかなか授からない場合はそこから人工授精、体外受精とステップアップをすすめられます。
特に検査では特定できず原因不明と言われている方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、より具体的な検査をしたり、ステップアップをする中で見えてくるものもあります。
①ピックアップ障害:
排卵された卵子がうまくキャッチされない。
これは検査ではわからないといわれています。
ただ、体外受精をすれば問題なくクリアできる障害です。
原因はわかっていませんが、考えられる理由の一つとして癒着と考えられています。
たとえば、内膜症や、クラミジアなど感染症によるものや、手術既往のかたは癒着の可能性があります。
②受精障害、受精卵の分割障害:
透明帯といわれる膜が硬く精子がその膜を突き破って卵子の中に入ることができないことがあります。
または、卵子の前核形成が出来ない。精子が卵子の中に入りそれぞれの核が融合し受精しますが、その核の形成が不十分であることです。
また、卵子が未熟でせっかく透明帯を通っても卵子自体が未熟で活性化せず受精に至らないなどです。
③卵子の老化:
女性は年齢が高くなるほど卵子の老化が進みます。
原因不明といわれている私はどう立ち向かっていきますか?
ブログでも何度もお伝えしておりますが、まずはやるだけのことはやる!
自律神経を整える為に、早寝早起き。三度のバランスの良い食事。冷え取り温活生活。ごくごく当たり前の生活です。
ガチガチの身体をほぐす生活をして血流のいい体作りをしたり。運動やヨガ、整体、マッサージ、鍼灸など。自分にマッチするものをチョイスして、過ごしてみてください。
此方もぜひ参考にされてください。
妊活にお勧めの呼吸法
普段から呼吸は無意識に行い生命維持に関与していますが、
腹式呼吸とは、自分の呼吸をコントロールし空気中の酸素を多く取り込むことにより血液中から身体全体にいきわたりリラックスさせる効果があり、イライラや不安、ストレス、疲労回復の改善がみられます。
また、胃腸の働きでは消化不良や便秘、血流の改善では冷え性や生理不順、子宮内への血流循環などの改善にも役立ちます。
腹式呼吸のやり方はとても簡単です。
(初めての方や慣れていない方は仰向けに寝転がって行います。)
1.両手をおへその上にのせお腹を意識しながら呼吸を整えます。
2.鼻から大きくゆっくりと息を吸い込みお腹に空気を溜め膨らまします。
3.お腹に溜めた空気をゆっくりと吐き出していきます。
このときお腹に溜まっていた空気を全部吐き出します。
慣れないうちは少し苦しく感じる場合もありますが
3秒吸って6秒吐くを1クールとして続けて行ってください。
個人差はありますが、人は息を吸う事が苦手で呼吸が浅くなっていまいます。
ふぅ~と声を出しながら息を吐くことにより、身体に溜まっていた空気がすべてぬけ
より多く息を吸い込むことができるようになります。
それと同時に身体の軸である骨盤を整える事で全身に血流がまわり
股関節で留まりむくんでいた足、冷えきっていた手足、
元気がなかったお腹(子宮)に元気を与えることができます。
治療院では骨盤治療としてトムソンベット、骨盤ストレッチ、妊活マッサージを提供しています。
治療の際に腹式呼吸の正しいやり方もお教えしているので是非一度お試し下さい。
コンセプションケア
コンセプションは受胎との意味があり、おなかの中に新しい命を授かることを言います。
プレコンセプションケアは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向きあう事です。
コンセプションケアの目的には、
*女性やカップルが健康になる
*元気な赤ちゃんをさずかるチャンスを増やす
*将来の家族がより健康な生活を送れる これらを目指します。
コンセプションケアはこれから妊娠を考えている女性だけでなく全ての妊娠可能年齢の女性にとって大切なケアです。
以下は妊娠前にチェックしていただきたいと考える項目です。
いくつ当てはまるかチェックしてみてくださいね。
◇適正体重をキープしよう
◇禁煙する、受動喫煙を避ける
◇アルコールを控える
◇バランスのよい食事を心がける
◇葉酸を積極的に摂取しよう
◇150分/週 運動しよう。心も体も活発に
◇ストレスを溜め込まない
◇感染症から自分を守る(風疹・B型/C型肝炎・性感染症など)
◇ワクチンを接種しよう(風疹・インフルエンザなど)
◇危険ドラックを使用しない
◇有害な薬品を避ける
◇生活習慣病のチェックをしよう(血圧・糖尿病・検尿など)
◇がんのチェックをしよう(乳がん・子宮頚がんなど)
◇持病と妊娠について知ろう(薬の内服についてなど)
◇家族の病気を知っておこう
◇歯のケアをしよう
◇計画:将来の妊娠・出産をライフプランとして考えてみよう
[*国立成育医療研究センターより]