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コラム

新元号「令和」と鍼灸

コラム 2019年04月05日

4月1日に新元号「令和」が発表されました。

日本最古の歌集「万葉集」から引用されたと話題になっています。

万葉集巻五に収録された、梅花の歌三十二首併せて序から採用されたそうです。

「初春の月にして、気淑く風ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後はいごの香を薫らす」

意味は、

新春のめでたい月に、空気は美しく風はやわらいで、梅は鏡の前でおしろいをはたく女性のように白く美しく咲き、蘭の花は身にまとった香り袋のように薫っている

注)令月は陰暦の2月にあたります

 

実は、この「令和」という文字ですが、鍼灸にも関係がある言葉なのです。

中国の古典に「黄帝内経」という医学書があります。「素問」と「霊枢」という2つの書籍にわかれています。「素問」は基本的に東洋医学について書かれており、「霊枢」は「鍼経」ともいわれ鍼治療について主に書かれています。どちらも鍼灸治療と非常に関わり深い本です。
さて、「令和」がどこにでてくるのかというと、「霊枢」終始第九の最初のほうに出てきます。

「故寫者迎之.補者隨之.知迎知隨.氣可令和.

ちなみにこれは、鍼の刺し方の「迎随げいずい補瀉ほしゃ」といわれることについて書かれている一節です。

 

5月1日から新しい元号「令和」の時代になります。日本最古の歌集「万葉集」の令和にまつわる文章もとても素敵だと思いますし、鍼灸に関係のある中国の古医学書「黄帝内経」に令和という文字が入っていることも嬉しく思います。このさき、鍼灸治療がより広まることを期待します。

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