つわりがひどい時に実践したいこと
ブログ 2019年02月08日
妊娠してもほとんど変化を感じない妊婦もいますが、妊婦の50~80%がつわりを経験します。
主治医に相談してもつわりは病気じゃないと説明されるだけのことが多く、つわりのため6週間あるいはそれ以上の辛い時期を過ごさなくてはなりません。
そのために次に妊娠することをためらう女性もいます。
それではなぜつわりや妊娠悪阻を経験するのでしょうか。現在のところ、このことに関してはさまざまな研究成果が報告されていますが、原因の確定までには至っていません。
つわりがなぜ起こるか?母児に危害を及ぼす可能性のある実験はもちろん不可能です。
日内・日間変動があり、たくさんの因子が複雑に絡み合い原因特定は困難です。これまでの報告と経験をもとに推測するといくつかの原因が考えられます。
そのうちの一つがカルシウム、マグネシウム、カリウムに関わる原因です。
詳しくはこちらのブログで紹介しています。
考えられる原因を対処することもいいのですが、症状が重いつわりの時は「なんとかしたい!」と思うのが本音ですよね。
ここでは症状によっての改善方法をご紹介していきます。
口の中の違和感(酸っぱさや胃液の逆流など)
→塩飴や塩昆布、経口補水液など塩分を含む飲食物を摂取すると2分くらいで喉がスッとした感じになります。
しかし塩分を摂りすぎてしまうとむくみや高血圧の症状がでてきます。1日5gの塩分量を守るには塩飴や塩昆布は最終手段にし
塩水でうがいなどを行いましょう。
寝眠いのに眠れない、不眠
→不眠を訴える妊婦のお腹を打診してみると鼓音が聴かれ腸にガスが溜まっていることが度々あります。
水をふくませたタオルを暖めてビニール袋に入れ、上腹部に乗せて温めると2分ほどして腸が動きはじめスッキリしてよく寝られるようになることがあります。
バスタオルをお腹に巻いたり、お腹の上に置いて寝る方法もありますが、どれが自分にあっているのか試してみるのもいいでしょう。
頭痛がおきやすくなる
気持ち悪い・吐き気がする
→朝食が食べられて、昼、夕と次第に食べられなくなるような時にはβ-アミラーゼを含む山芋、カブ、大根、ニンジン、キャベツを生で食べるのもいいでしょう。
逆に早朝空腹時に不快感が強くご飯が食べられない時にはビタミンB6の内服が効果的と報告されています。
食事が摂れない又は食べづわりで食べてないと気持ち悪くなってしまうなどの場合は1回に食べる量を減らし回数を多くすることもいいでしょう(たとえば1日5回 食)
気持ち悪いと考えすぎてしまうことも悪化させてしまう原因となります。1日1時間は外出し外の空気を吸ってください。
つわりはリラックスしているとき(副交感神経優位)に出やすいと言われています。首元をお湯の入れたペットボトルやホットタオルで温めて少し身体を奮い立たせる(交感神経優位)こともいいでしょう。
外出中にひどくなったらどうしようと心配になってしまう方もいらしゃいますね。そんな時はパッチ鍼がおすすめです。
・壇中(だんちゅう):おっぱいの真ん中で骨の上
・大椎(だいつい):顔を前に倒した時、首の部分で1番でっぱった骨のところ
・身柱(しんちゅう):大椎から3つ骨をさがったところ
・内関(ないかん):手首(手のひら側)から肘を4等分し手首から1つめ。手首の腱の間
パッチ鍼を行い症状が軽くなったとの声をたくさん耳にしますし、自分自身もつわりの時はこのツボに助けられました!
場所が分からなければスタッフが指導いたしますのでお気軽にご相談下さい。
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