使い捨てカイロを下腹部に当てると妊娠しやすい?
ブログ 2018年12月07日
今年は暖冬とも言われ気温が安定しませんね。
寒さ対策で思い浮かぶものといえば「ホッカイロ」・・・ではないでしょうか。
「下腹部に使い捨てカイロを当てると妊娠しやすくなる」という噂をちらほら聞きますがこれは間違った情報です。
「繁殖性低下牛」という少し聞きなれない言葉がありますが、文字の通り妊娠しにくい牛のことです。
実は、この牛を見つける方法のひとつに「膣温」があります。
通常、牛の直腸温は約38.5度。膣温は直腸温とほぼ同じですが、この膣温は40度になると卵子の成熟率や受精卵の胚盤胞率、そして受胎率までも低下することがわかっています。人よりも妊娠しやすい牛でさえ、この1.5度という温度差の影響を受けてしまうのです。
使い捨てカイロの平均温度は約50度。深さ3㎝で約1度の上昇を起こします。
カイロを貼った状態を長時間続けていくと直腸はカイロに近い温度まで上がってしまいます。
牛よりも妊娠しにくい人間に対して、直腸温が1度上がると卵も成熟せず、成熟しても胚盤胞にならず、胚盤胞になったとしても着床しなくなるのです。
かといって、身体を冷やすことはよくありません。妊娠するためには、運動や冷たい物を控える、身体が温まりやすい状態をつくり保温することが大切です。
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